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2020年度1学期第2回 What We Talk About When We Talk About Love | ラーニングサポート室‐LSO|北海道大学大学院教育推進機構
ラーニングサポート室‐LSO|北海道大学大学院教育推進機構

活動報告詳細

Activity Report Details

2020年度1学期第2回 What We Talk About When We Talk About Love

英語コミュニケーション2020

2020-06-18

今回は、スペシャルゲストの張瑩さん(理学院・M2)をお招きし、「愛」をテーマにプレゼンテーションを行っていただく特別回となり、参加者は8名だった。

張さんは、まず初めにRobert Sternbergの「愛の三角理論」“Triangular Theory of Love”を紹介し、愛をいくつかの要素に分けて分析する理論について説明した。そのあと、アメリカと中国のラブソングの歌詞を比較し、法則性を導いた研究を紹介した。最後に張さんの知人がSNSのプロフィール写真にしていた、中国語の愛の詩について、その知人のエピソードも交えながら話してくれた。

プレゼンテーションを聞いた後、2つのグループに分かれ、次の2点について話した。
1、日本の文学や音楽、アニメのなかに描かれる恋愛表現。
2、自分や身近な人の恋愛。また、家族愛や友愛について。

文学では『源氏物語』を例に、短歌で愛を伝えるというものが挙げられた。また実体験では、小学生の頃、靴箱にラブレターを入れたというエピソードを紹介してくれた方もいた。また、自分の両親の恋愛や結婚についての話を紹介してくれた方もいた。

さらに、恋人同士の恋愛だけではなく、友達や家族間での愛についても話し、それらの違いを見つめるなかで、より多様な愛の形について考えているグループもあった。

ディスカッションの途中で、日本の恋愛の特徴は「間接的」とひとまず一般的には言えそうだという意見があり、多くの人がそれに同意した。さらにここから、なぜ間接的な手法を選択することが多いのか、例外はあるか、それは日本に限ったことなのか、などと掘り下げていきたかったが、時間が来てしまい解散となった。

今回ディスカッションした内容は、特に2に関してはパーソナルなものだったため、少し話しづらさを感じた参加者がいたかもしれない。

また、オンラインのため1人ずつ順番やタイミングを見計らって話すため、グループに分かれて話しても1対1の構図になりがちで、会話に加わりづらいという問題点があった。

今後も参加者からのコメントやアドバイスを大いに活用し、改善していきたいと思う。

それでは、また次回の活動報告で。(江刺)

(参考)
「愛の三角理論」について興味を持った方は、動画をチェックしてみてください。
Sternberg’s Triangular Theory of Love

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