履修全般
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進級に必要な条件を教えてください。
2年次への進級要件は,(1)本学に1年以上在籍し全学教育科目32単位以上を修得すること(2)2年次以降の所属学部・学科等が決定していること(総合入試入学者対象)です。
自由設計科目と教職科目,国際交流科目,「インターンシップA・B」,2学期開講の集中講義は進級要件の単位数に含まれないので注意が必要です。3年次以降の進級要件については,便覧や各学部からの案内(学部の便覧等)を参照してください。
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必修科目の単位を落としても進級できますか?また,移行先の決定に影響がありますか?
進級は可能です。必修科目であるかどうかに関わらず,全学教育科目を32単位以上修得し,さらに総合入試入学者では,移行先の学部が決定していれば2年次に進級できます。ただし,必修科目の修得は卒業の要件になりますので,2年次進級後に履修し,単位を修得しなくてはいけません。
なお,必修科目の単位修得は移行先の決定に影響を及ぼす可能性が大きいと言えます。総合入試入学者の移行点の算出において,多くの必修科目は算出基準単位に含まれますが,他の科目で算出基準単位表(便覧)を満たすことも可能です。ただし「外国語科目・英語技能別演習6単位を含む8単位」など,特定の単位の成績評価が必ず算出対象となる場合があります。つまり,上記条件に当てはまる科目を修得できなければ,その分の移行点が下がり,移行先の決定に影響が出る可能性があります。詳しくは便覧の移行点算出基準単位表を参照してください。
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卒業要件を教えてください。
卒業要件には全学教育科目(主に1年生対象に開講)に関する要件と学部専門科目に関する要件があります。学部・学科等により必要となる科目や単位数が異なるので注意してください。
全学教育科目については,各科目の要件単位数と合計必要単位数が便覧の全学教育科目実行教育課程表に記載されています。総合入試入学者は,移行先により必要となる単位数等が異なるため,各自の移行希望先を考慮しながら履修を進めてください。学部専門科目の詳細は各学部からの案内(学部便覧等)を参照してください。
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1年次ですべての卒業要件単位を取れますか?
卒業要件のうちの,全学教育科目については,1年次で(移行点の算出要件をすべて満たしながら)要件単位数を修得することが可能です。履修登録上限及び自由設計科目(履修学期中に区分変更して卒業要件に算入されるようにできる)まで履修登録を行うことで効果的に卒業要件を満たすことができます。なお,全学教育科目に関する卒業要件の詳細は,便覧の「全学教育科目実行教育課程表」に記載されています。
通常の授業以外に単位を取得する方法としては,集中講義の受講,英語優秀認定があります。
また,成績優秀者は2学期の上限単位数が増える特例措置もあるので,そちらを利用しても良いでしょう。ただし,これは全学教育科目に限った話です。卒業要件には各学部で開講される学部専門科目も含まれます。2年次以降は主に学部専門科目について単位を修得してください。
なお,1つの学期(半年)で2年次への進級要件を満たすことはできないので,1学期から計画的な履修を行う必要があります。
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2年次以降に全学教育科目を修得できますか。
全学教育科目は,2年次以降も履修することが可能です。
ただし,開講時期が1年次対象の全学教育科目は,履修に条件(抽選時に1年生が優先される,再履修申請が必要など)が付きます。また,学部専門科目の時間割と重なり履修できない可能性もあります。このような場合を考慮し,1年次から計画的に履修することを強く勧めます。なお,全学教育科目の修得単位数が3年次・4年次への進級要件になる学部もあるので,必ず便覧を確認してください。
その上で,2年次以降の全学教育科目の履修について,専門科目の履修との兼ね合いが気になる方は,進級先の学部の教務に確認してください。 -
実行教育課程表に「一般教育演習及び総合科目から4単位以上修得すること」とありますが,一般教育演習と総合科目のどちらの科目も履修しなければならないのですか?
一般教育演習と総合科目の中から,科目の区分に関係なく合計4単位以上を修得してください。例えば,総合科目だけ4単位を修得した場合も要件を満たしたことになります。
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自由設計科目とは何ですか?
履修登録上限と関係なく2単位分履修できる制度です。自由設計科目は,GPA(GPAについては,Q15参照)や成績評価にとらわれることなく幅広い学習を実現するために導入されています。なお,自由設計科目の成績評価はGPAや進級・卒業のための単位数には反映されません(履修登録した学期の登録区分変更期間に区分変更可能;Q8,Q9参照。平成26年度以前の入学者は,別の定めがあります。 )。
自由設計科目の設定は,履修時に各自で判断して科目を選択・登録します。ただし,必修科目と外国語科目などの一部の科目は,自由設計科目にすることはできません。なお,自由設計科目は登録上の区分なので,授業内容や成績評価の基準は,上限設定科目(卒業要件に算入するGPA対象科目)としての履修時と変わりません。
自由設計科目と移行点の関係については,Q29を参照してください。 -
自由設計科目をGPAや進級・卒業要件の単位としたいのですがどうすれば良いですか。
履修登録した学期の所定の期間に,自由設計科目を上限設定科目(卒業要件に算入するGPA対象科目)へと区分変更することができます。また,その逆も可能です(Q9参照)。この操作はウェブ(ELMS)上で行います。自由設計科目を区分変更する場合,上限設定科目と入れ替える必要はなく,変更によってその学期の履修登録上限単位数を超過してもかまいません。つまり,区分変更により,履修中の単位すべてを進級・卒業要件の単位にできます。逆に、自由設計科目の登録可能単位数を超えて自由設計科目に変更することもできます。
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登録区分変更期間中,「自由設計科目」に変更できる単位数に制限はありますか。
制限はありません。ただし,卒業要件に算入する科目の取得単位数が,学科分属に必要な単位数や進級・卒業要件に足りているか注意が必要です。
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自由設計科目の区分変更を失念してしまいました。どうしたら良いですか。
できません。区分変更は履修登録した学期の所定の期間でのみ可能です(平成26年度以前の入学者は,別の定めがあります)。
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履修登録できる単位数に上限があるため,好きな科目を取れません。何とかならないのでしょうか。
履修登録できる単位数の上限は単位の質を保証するための制度です。ご理解ください。
本学では,1単位の授業科目を45時間の学習を必要とする内容で構成することを標準としています。15週かけて授業を行うと,1週あたりでは3時間の学習量となります。理系の履修上限である23単位を履修した場合,合計学習時間は週69時間となり,1日あたりでは約10時間の学習が必要ということになります。これ以上の学習は現実的に無理があると考えています。上限設定科目(卒業要件に算入するGPA対象科目)に加え,自由設計科目として2単位登録できます。また,1学期の成績優秀者は,2学期の履修登録に際し,単位を多く登録できるという特例もあります。詳しくは,便覧の「学習計画の作成」を参照してください。
なお,全学教育科目は2年次以降も履修可能(Q5参照)なので,多くの科目を履修したい場合は2年次以降の履修も検討してください。
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上限数ギリギリまで登録した方が良いのですか?
一概に良いとは言えません。履修科目が多くなれば,学習時間がより多く必要になります。自分の学習のペースに合わせて,履修科目を決定することが大切です。
まず,履修する単位数の目安として便覧の卒業要件と移行点算出基準単位表を確認しておきましょう。また,学部によって卒業に必要な単位数が違うことにも注意しましょう。自分が移行するために,あるいは卒業までにあとどのくらい単位を取る必要があるのかを把握し,無理のない履修計画を立てることが大切です。特に,学部・学科によっては,2年次以降に全学教育科目を履修する余裕がない場合もありますので,各学部の案内をよく確認しておいてください。 -
学部要望科目は履修した方が良いのですか?また,取り損ねた場合はどうすれば良いのですか?
学部要望科目を履修しなくてもその学部に進級(移行)することはできます。しかし,学部要望科目は学部での学習の基礎となる科目なので,履修が望ましいと考えてください。場合によっては,学部要望科目の未履修により学部の授業についていけなくなる場合があります。未履修者は自習するなどして,基礎知識を補ってください。また,2年次に履修を希望しても,進級先の学部専門科目の時間割等と重なり履修できない場合もありますので,1年次のうちに履修しておくことを勧めます。特に,医学部医学科に進学を希望する方は,「医学概論・医学統計学・医学史概論I(医学概論),II(医学統計学・医学史概論)」と「医遺伝学」を1年次で履修しない場合,3年次2学期からの臨床医学コースへの進級に支障が出ます。注意してください。
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集中講義について教えてください。登録上限や移行点に含まれるのですか?
集中講義は,一部の期間・時間帯に集中して開講されます。主に通常の授業期間外に設定されます。授業期間外なので,学期内の登録上限(上限設定)とは関係なく履修が可能です。また,集中講義の履修登録は,通常の履修登録期間以外の時期に行うことを留意してください。
1学期及び通年開講の集中講義は移行点の算出対象となり,進級要件にも含まれます。他方,主に春休み期間に開講する2学期の集中講義は,成績評価の反映が次年度となるため,開講年度における移行点の算出基準および進級要件の対象になりません。
なお,集中講義は履修取消対象外の科目です。履修登録を取り消すことはできません。また,自由設計科目対象外の科目でもあるため,自由設計科目変更登録期間中に区分変更することはできません。
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GPAとは何ですか?また,どう影響するのか教えてください。
GPA(Grade Point Average)は,成績評価(A+ 4.3点~F 0点)の平均値を示すものです。仮にGPA算入単位すべてが「B」であった場合,GPAは3.0となります。
本学では,GPAを新渡戸賞や授業料免除の選考基準,クラス担任・授業担当教員等による修学指導等に利用しています。また,近年では就職活動や海外留学の参考基準として利用されるケースがあるようです。
なお,1年次1学期のGPA算入単位数が11単位以上かつGPAが3.3以上の者は,2学期の履修登録時に単位を多く追加登録できます。GPAは,総合入試学生の学部移行時の移行点とは異なるので,混同しないように注意してください。
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過去の成績分布を履修計画の参考にしたいのですが。
WEB上に公開されています。本学HPのトップ画面上部「学生生活」→「教務情報」の項目の成績分布WEB公開システムから入手してください。
ただし,これは過去のものであり,今年度の成績分布は変化します。また,平成27年度から成績評価が11段階に変更されているため,過年度の成績分布は参考にならない場合もあるので注意してください。例年,履修登録時期に比較的容易に高い成績が取れるあるいは合格できる科目の情報が流布します。しかし,噂や口コミを鵜呑みにしないでください。シラバスで講義内容を検討して自分自身で興味のある科目を選択した方が,得られるものが多いでしょう。
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各学期の第1週は“お試し期間”と聞いたのですが,授業に出席しなくても良いということですか?
学生の間で“お試し期間”と呼ばれていることを耳にしますが,軽く考えてはいけません。第1回授業の出欠を成績評価の対象としたり,履修者調整の際の判断材料にしたりする場合もあるため,できる限り出席してください。第1回は,多くの授業でガイダンスが行われ,授業内容や到達目標,成績判定基準(テストやレポートの有無)などが説明されます。重要な情報ですので,聞き漏らしが無いようにしてください。
なお,主題別科目の論文指導講義は,第1回の授業の出席者から受講許可者を決定するので,必ず出席してください。また主題別科目の論文指導講義以外にも,第1回の授業に出席しないと履修できない講義もあるので,注意しましょう。
ただし,第1回に出席した授業を必ず履修する必要はありません。履修者の抽選(フレッシュマンセミナーや外国語演習など)に漏れた場合に備え,多くの授業へ積極的に参加しましょう。
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履修者の抽選がある授業で,出席者が少人数だった場合,抽選は行われないのですか?
抽選は行われます。必ず期間内にWEB申請してください。また,1週目の授業に出席しなかった学生もいるので,授業1回目の出席人数と抽選参加人数が同数とは限りません。