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2022年度2学期第14回 自分への手紙 | ラーニングサポート室‐LSO|北海道大学高等教育推進機構
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活動報告詳細

Activity Report Details

2022年度2学期第14回 自分への手紙

英語コミュニケーション

2023-01-25

 2022年度第二学期の第14回の報告です。今回のイベントは今学期の最終回で、テーマは「自分への手紙」でした。参加してくれた学生は常連者の2名で、継続して参加してくれたのはありがたいと思っています。

 まずはいつものように、ウォーミングアップを行いました。話題は「春休みの計画」でした。Hさんによると、春休みは四国で次の研究を行うためのフィルドワークをしなければならないので、棚田の研究を考察する予定があるそうです。Yさんの場合は自分が研究している分野のイベントがタイで開催される予定があるので、タイに行く準備をする一方で、就職活動も始めなくてはいけないそうです。

 続いて、今日のテーマに進みました。「手紙」という言葉を言い換えれば、「メッセージ」でも通じると考えています。まずは10年前の自分への手紙(メッセージ)を始める前に、10年前の皆さんがしていたことを聞くと、二人とも高校生だったことが分かりました。

 Yさんの場合は、10年前の自分へのメッセージは「部活に参加してください。それは高校時代にやるべきことです。」。理由については、Yさんのお兄さんは部活に参加していてお父さんがその送迎をしていました。Yさんはお父さんに送迎の負担をかけたくなかったので部活には参加しなかったそうです。「もしチャンスあれば、何の部活に参加したいですか?」と聞かれると、Yさんの答えは「ハンドボール部に参加したいです。」と答えました。

 Hさんは10年前の自分へ、「山椒魚は今、山で生きています。」というメッセージを送りたいです。理由は、Hさんによると、過去に鮎を探した時、偶然、山椒魚の生息地を見つけました。しかし、周辺ではトンネルの建設をしており、そのため山椒魚の生息地は破壊されて、絶滅したと思い込んでいたそうです。最近になって、もう一度山椒魚の生存を確認しに行ったところ、その山に山椒魚が生存していたことを発見したそうです。そのいいニュースを10年前の自分にちゃんと報告したいことです。

 次に、10年後の自分へのメッセージに進みました。Yさんの場合は、「アジアの金融業の中心となったシンガポールには行きましたか?」と10年後の自分に聞きたいです。Hさんによると、10年後の自分に、ちゃんと確認したいことがあるそうです。それは「学振PD(ポスドク)になったことは後悔していますか?ずっと魚を研究していることに動揺はありませんか?なぜ10年前に水族館で働くことを選ばなかったのですか?」という質問です。皆さんから頂いたメッセージは自分の将来の発展に関わることが分かりました。確かに、現在の自分が決定することは、将来の自分に繋がっていくことですので、皆さんはぜひ10年後の自分を後悔させないように、これからのことを真面目に考えてください。

 人生をいくつかの10年に区切ることはできますが、どのように有意義に過ごしていくかは永遠の課題だと思います。タイムマシーンがない限り、人生は過去も未来も変えることができません。今回のテーマの意味は、実際に、過去の自分や未来の自分にメッセージを送るわけではなくて、現在の自分にメッセージを送ることだと思っています。人生は「現在」を過ごすものなので、現在の生活を有意義に過ごしてください。また、時間があれば、英語コミュニケーションに参加しに来てください。(崔鵬)

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