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2022年度2学期第10回 芸術への見解 | ラーニングサポート室‐LSO|北海道大学高等教育推進機構
ラーニングサポート室‐LSO|北海道大学高等教育推進機構

活動報告詳細

Activity Report Details

2022年度2学期第10回 芸術への見解

英語コミュニケーション

2022-12-21

 2022年度第二学期の第10回の報告です。今回のテーマは「芸術への見解」で、参加してくれた学生は5名で、そのうち、留学生が1名いました。

 まずは、新規の参加者Nさんの自己紹介でした。Nさんによると、彼は兵庫県の出身で、自分の住んだことがない場所に住みたいという気持ちがあり、北海道大学に来たそうです。また、Nさんは英語を練習するために、今回のイベントに参加したことが分かりました。

 続いて、今日のテーマである「芸術への見解」に対して、皆さんの考えを以下のようにまとめました。Nさんにとって、芸術は音楽、絵、ビジュアルなどのメディアを指すことでした。Hさんによると、芸術は必ず娯楽という機能を果たさなければならないことで、人の心を揺さぶりながらも人々の生活を豊かにすべきものだそうです。Gさんの理解から、少し哲学的見方が見て取れました。彼の話によれば、芸術は「自分を理解すること」だそうです。例えば、映画鑑賞の好みから、自分が今はどのようなテーマに興味を持っているのかについて、分かるようになるそうです。

 次に、芸術を巡って、議論を展開しました。例えば、芸術と娯楽の区別について、以下のような話ができました。「芸術=メディア+美学」で、「娯楽=楽しむメディア」という知見が討論の話に示されました。なお、芸術と科学の関係についての討論も相次いで展開されました。Nさんによると、芸術と科学の進歩は人類文明の進歩を裏付けたそうです。理由については、昔の人類文明の黎明期に、人類は食べることに全力を尽くしていたから、芸術と科学を発展する余裕がなかったということがあります。人類文明の進歩と共に、食べることに苦労する必要がなくなった現代の人々は、芸術創造と科学研究に取り組む余裕が増えつつあります。

 この論点に対して、Youyouさんは反論しました。彼女の論点は、たとえ大昔の人類は食べることを苦労しても、芸術も科学も実際には同時に発展していました。例えば、昔の人類が持っていた知恵による仕事道具の発明や洞窟の壁画などによって、人類文明は黎明期にあっても、芸術への熱意や科学への執着は人間性に刻まれていたことが証明できます。

 最後に、芸術というものは人間が創造するものですか?それとも、自然界などから人間が発見するものですか?についての討論に進みました。Gさんによると、芸術ということは元々存在するものとして、人間に発見されるべきだそうです。例えば、Gさんの研究課題において、氷結晶の構造自体は芸術的な絵だということで、その形は人に創造されたものではなくて、自然に存在するものです。私の見方は、芸術は人間に作られるものと元々存在する美しいものであり、メディアを通して、視聴者に何かの「美」を伝える学問です。それゆえ、「芸術=美しい自然物+人間に作られる物+メディア+視聴者」であることと結論付けました。

 今日の討論が終わる前に、皆さんは自分のオススメの芸術作品の一点を紹介してくれました。Gさんの紹介はアニメ作品の『ぼっち・ざ・ろっく』でした。Nさんはスイスにある時計の博物館を紹介して、館内にある時計は全部芸術作品ということです。続いて、Hさんは鯉ベタというプラカットタイプに分類されるものをオススメしてくれました。

 まとめると、今日のテーマである「芸術への見解」については、皆さんはそれぞれの視点から討論を展開してくれました。Nさんは芸術のメディアという視点から芸術への見解を語った一方で、Hさんは芸術の機能から論点を展開し、さらにGさんは芸術による自己啓発の観点から述べました。今日はとても興味深いテーマで、イベントは盛り上がりました。また、次回のイベントに会いましょう。(崔鵬)

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