このページではJavaScriptを使用しています。

2020年度2学期第13回 日本人が英語を話すこと | ラーニングサポート室‐LSO|北海道大学高等教育推進機構
ラーニングサポート室‐LSO|北海道大学高等教育推進機構

活動報告詳細

Activity Report Details

2020年度2学期第13回 日本人が英語を話すこと

英語コミュニケーション2020

2021-01-14

新年2回目の英語コミュニケーションの参加者は2名。今回はトピックを決めずに自由に話した。中心的に話したのは「英語学習・英会話」であった。

最初は近況報告などをざっくばらんに話していたが、参加者から「英会話はどうやって勉強したらいい?」という質問が出た。ナビゲーターからは「話したいことを自分の中に持つこと」や「まずは基礎文法をみっちり身に着けるべき」などとちょっぴり偉そうに?アドバイスがなされた。

それから話題はさらに深まって、「英語を話すときと日本語を話すときで人格は変わる?」という問いについて話した。多くの人が日本語よりも英語で話す方が気楽で、ストレートに気持ちを伝えやすいと答えた。

なぜそうなるのだろう、とみんなで考えた結果、日本語の敬語が原因になっていることが分かった。「日本語の敬語は、自分の立場や相手との関係性をはっきりと表現する際には便利だが、ストレートに感情を伝えることを妨げる面があるのでは」「英語では日本語に比べてあまり敬語表現が少ないので、色々な人と話しやすいのでは」という考えが出た。

たしかに、英語コミュニケーションでは参加者がZoomに入った瞬間“Hi! How are you?”と声をかけ、年齢や立場など関係なくスムーズに会話できることが多い。これをもし日本語でやったら、「こんにちは。お久しぶりです。お元気でしたか」となるだろうか。普段日本語を使っているとあまり気付かないが、敬語が障害となって自分の言いたいことをストレートに言えないということもある。一概には言えないが、英語で会話するとこのメリットのひとつはここにあるのかもしれない。

余談だが、私は学部生の頃、英会話サークルに1年間だけ所属していたことがあった。そのときイギリスから来た交換留学生のサムが、日本人同士が英語でディスカッションなどするのを見て、「なんで日本人同士で英語を話してるの。it doesn’t make sense」とツッコミを入れていた。私は確かに、と反論もできず笑っていたけど、上述したことを踏まえると、日本人同士でも英語で話すメリットってあるんじゃないかなと今は思う。サム、元気かな。

せっかく新しい年を迎えたのに最近は昔のことを良く思い出します。なんでだろ。 さて、気持ちを切り替えて次週の英語コミュニケーションの宣伝をしよう!来週は最終回となります。ぜひいらしてください!予約はこちら↓(江刺)
https://lso.high.hokudai.ac.jp/en?ym=2021-1

あなたの学習に役立つ情報を、
配布・公開しております。