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2019年度2学期第5回 What Are the Elements for an Ideal Communication? | ラーニングサポート室‐LSO|北海道大学大学院教育推進機構
ラーニングサポート室‐LSO|北海道大学大学院教育推進機構

活動報告詳細

Activity Report Details

2019年度2学期第5回 What Are the Elements for an Ideal Communication?

英語コミュニケーション2019

2019-11-28

第5回の英語コミュニケーションは特別ゲストとしてラーニングサポート室室長の細川敏幸先生にお越しいただき、英語でコミュニケーションをするコツについてお話していただいた。先生は自分が感じていることを英語に結び付けて表現できるようになるためには、文法的正確さにこだわらずにとにかく話すことが大事だと力説した。さらに、声に出さなくても英語で考えることを習慣づけることも有効な訓練であると、参加者にアドバイスをした。

参加者にはブックレット「北海道大学 英語による授業サポートマニュアル」が配付された。このブックレットには教室での英語表現や、発音、また数学の英語表現など、実用的な内容が多く含まれている。

後半は、細川先生のお話を受け、「理想的なコミュニケーションに必須のものは何か?」という問いについて3人のグループを4つ作り、ディスカッションを行った。回答は、聞き手と話し手に焦点を当てたものが多かった。聞き手に関しては、笑顔で応えることや、相づちを打つというリアクションが重要であり、この反応が「雰囲気の良さ」につながるというアイディアが出された。話し手に関する意見では、結論を先に述べることや、難しい単語を使わず簡単な単語で表現するといった、「明確さ」「わかりやすさ」を重視するアイディアが出された。

コミュニケーションの場面や状況によって何を理想とするかは異なると考えたグループでは、それぞれに具体的な状況を設定して、より精密にトピックに向き合っていた。たとえば、家族や親しい友人との間でのカジュアルなコミュニケーションと、ひとつのアイディアについて論理的な流れを意識しながら議論するときのコミュニケーションでは異なるというように、場合分けをしてから、それぞれの理想について議論していた。

また、文化や言語によってもコミュニケーションの方法は異なるという指摘もあった。ある留学生の参加者は日本語でのコミュニケーションでは相づちを打つことが多いと感じると話し、異文化理解的な視点からコミュニケーションについて考える機会を与えてくれた。

最後に全体でアイディアを共有し、解散となった。

来週も引き続き、参加者から様々なアイディアを聞くことができるのを楽しみにしている。(江刺)

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