2019年度2学期第2回 Share Your Own Vocabularies
英語コミュニケーション2019
2019-11-07
今回の参加者は11名。前回に引き続き、北図書館3階グローバルフロアにおいて行われた。学部生、大学院生、留学生など様々な参加者が集まった。会場に早めに到着した参加者たちはお互いに英語で自己紹介をしたり、近況を話したりしていた。
今回は、感覚をことばで言い当てるゲームを行った。具体的にはナビゲーターからあなたにとって○○なことばは?という質問について考え、2人1組になって意見を交換するというものだ。
最初に出された質問は”What is the sexiest word for you?(あなたがいちばんセクシーだと感じることばは?)”というものだった。セクシーさというのは普段感じることはあっても、言語で表現することの少ないものの一つだ。その感覚的なものをあえて表現してみよう、というナビゲーターの意図があった。
参加者はこの質問に答える時間を1分間与えられたあと、隣に座っている人とペアになってお互いの考えを共有した。音楽サークルに所属している参加者は、自分が演奏する楽器である「ヴァイオリン」をセクシーだと表現し、そのセクシーさについて語っていた。また別のある参加者は「温泉」に魅惑的なものを感じることを表現しようとしていた。ハート型を描くことができる「数学の公式」を回答として挙げていたロマンチックなものもあった。
席替えをしたのち、次の質問”What is your favorite word and the word you hate?”が与えられ、自分のお気に入りのことばと嫌いなことばについて考えてもらった。好意や嫌悪感という感覚もまた、印象としてとらえることはあっても普段は具体的にことばにしないものだ。参加者の解答を紹介する。気に入った単語の例として、「夕暮れ」という詩的なものや「金」という率直なもの、「ちょっと」というあいまいな表現などが挙げられた。反対に嫌いな言葉には「すげえ」「すごい」などの感嘆詞があげられ、汎用性が高すぎるがゆえにあまり好きではないとのことだった。
再びパートナーを変えて、最後の質問 “What is the word you want to use but you cannot?”に移った。こちらも上述した2回と同じ方法で進められた。解答としては、方言や、普段口にはできないスラングなどが挙げられていた。この質問もまた、上の2つの質問と同じように普段はなかなか考えないものなので、参加者は答え方に迷いながら、それぞれのオリジナルな回答を共有していた。
興味深かったのは、ことばはその文脈によって意味が異なってくるということである。たとえば、通常は相手を傷つけることばとして認識されているものが、ある地方では親密さを示すために使われるという例があった。参加者がこのことに気づき全体にシェアしてくれた。
次回以降もまた参加者のリクエストなども取り入れながら進めていきたい。(江刺)
今回は、感覚をことばで言い当てるゲームを行った。具体的にはナビゲーターからあなたにとって○○なことばは?という質問について考え、2人1組になって意見を交換するというものだ。
最初に出された質問は”What is the sexiest word for you?(あなたがいちばんセクシーだと感じることばは?)”というものだった。セクシーさというのは普段感じることはあっても、言語で表現することの少ないものの一つだ。その感覚的なものをあえて表現してみよう、というナビゲーターの意図があった。
参加者はこの質問に答える時間を1分間与えられたあと、隣に座っている人とペアになってお互いの考えを共有した。音楽サークルに所属している参加者は、自分が演奏する楽器である「ヴァイオリン」をセクシーだと表現し、そのセクシーさについて語っていた。また別のある参加者は「温泉」に魅惑的なものを感じることを表現しようとしていた。ハート型を描くことができる「数学の公式」を回答として挙げていたロマンチックなものもあった。
席替えをしたのち、次の質問”What is your favorite word and the word you hate?”が与えられ、自分のお気に入りのことばと嫌いなことばについて考えてもらった。好意や嫌悪感という感覚もまた、印象としてとらえることはあっても普段は具体的にことばにしないものだ。参加者の解答を紹介する。気に入った単語の例として、「夕暮れ」という詩的なものや「金」という率直なもの、「ちょっと」というあいまいな表現などが挙げられた。反対に嫌いな言葉には「すげえ」「すごい」などの感嘆詞があげられ、汎用性が高すぎるがゆえにあまり好きではないとのことだった。
再びパートナーを変えて、最後の質問 “What is the word you want to use but you cannot?”に移った。こちらも上述した2回と同じ方法で進められた。解答としては、方言や、普段口にはできないスラングなどが挙げられていた。この質問もまた、上の2つの質問と同じように普段はなかなか考えないものなので、参加者は答え方に迷いながら、それぞれのオリジナルな回答を共有していた。
興味深かったのは、ことばはその文脈によって意味が異なってくるということである。たとえば、通常は相手を傷つけることばとして認識されているものが、ある地方では親密さを示すために使われるという例があった。参加者がこのことに気づき全体にシェアしてくれた。
次回以降もまた参加者のリクエストなども取り入れながら進めていきたい。(江刺)