2019年度1学期第11回 Is There Anything Definitely Right?
英語コミュニケーション2019
2019-07-23
今回の参加者は5名。前回に引き続き、Hokkaidoサマー・インスティテュートを受講中の留学生も参加してくれた。
今回のトピックは「絶対に正しいことはあるか」。ディベート形式で議論が行われた。ペアのどちらかが発表者になり、自分の論を主張し、聞き手を説得するために論証する。聞き手はその考えに、視点を変えさせるような質問をし、反論をする。発表者は反論に対し、対抗する。これを繰り返す。このやりとりは表面的には勝ち負けのつくゲームにみえるが、実際に私自身参加してみて、本質的には協力して一つの問題を掘り下げていく共同作業だと分かった。
たとえば、「窃盗は罪である」という意見は100パーセント正しいだろう。これに反論すると、道徳感覚を疑われかねないし、そもそも窃盗は法律で禁止されている。しかしここであえて反論を考え、問いをなげかけ、あがいてみる。こうして絶対に正しいという考えに少しでも揺さぶりをかけることで、窃盗のどの部分が、なぜ悪いのか、なぜ罰せられるのかを改めて言語化することができ、窃盗そのものの本質に迫ることができた。
基本的に、絶対に正しい物事というのはほとんどなく、例外があったり、その正しさは状況によって変化するものであることが多い。100パーセント正しいと思っているその考え自体が、間違っていると言うこともできる。しかし、今回のようにゲームとして自分の意見を押し通し合ってみることで、話を深めたり新しい視点で物事を見たりできることが分かった。
次回で今学期最後となる英語コミュニケーションは、前回に引き続き高等教育推進機構2階N234教室にて行う。最後の回も楽しみたい。(江刺)
今回のトピックは「絶対に正しいことはあるか」。ディベート形式で議論が行われた。ペアのどちらかが発表者になり、自分の論を主張し、聞き手を説得するために論証する。聞き手はその考えに、視点を変えさせるような質問をし、反論をする。発表者は反論に対し、対抗する。これを繰り返す。このやりとりは表面的には勝ち負けのつくゲームにみえるが、実際に私自身参加してみて、本質的には協力して一つの問題を掘り下げていく共同作業だと分かった。
たとえば、「窃盗は罪である」という意見は100パーセント正しいだろう。これに反論すると、道徳感覚を疑われかねないし、そもそも窃盗は法律で禁止されている。しかしここであえて反論を考え、問いをなげかけ、あがいてみる。こうして絶対に正しいという考えに少しでも揺さぶりをかけることで、窃盗のどの部分が、なぜ悪いのか、なぜ罰せられるのかを改めて言語化することができ、窃盗そのものの本質に迫ることができた。
基本的に、絶対に正しい物事というのはほとんどなく、例外があったり、その正しさは状況によって変化するものであることが多い。100パーセント正しいと思っているその考え自体が、間違っていると言うこともできる。しかし、今回のようにゲームとして自分の意見を押し通し合ってみることで、話を深めたり新しい視点で物事を見たりできることが分かった。
次回で今学期最後となる英語コミュニケーションは、前回に引き続き高等教育推進機構2階N234教室にて行う。最後の回も楽しみたい。(江刺)