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2017年度2学期第3回 私たちの仕事はコンピューターに奪われる? | ラーニングサポート室‐LSO|北海道大学大学院教育推進機構
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活動報告詳細

Activity Report Details

2017年度2学期第3回 私たちの仕事はコンピューターに奪われる?

2017-11-02

英語コミュニケーションの3回目。学部生,院生,留学生合わせて11人が集まりました。まずは参加者諸氏に自己紹介をしてもらい,講師のアリレザさんが今日のテーマ:「私たちの仕事はコンピューターに奪われる?」を発表します。”Find Out If a Robot Will Take Your Job”というTimeの記事をみんなで読んだあと,その記事の中で紹介されているウェブページを使って「自分の(なりたい)仕事がロボットに奪われる確率(%)」を調べます。反応は十人十色です。ある看護師志望の学生は1%という数字を見てほっとしていたようですし,なかには95%という数字に苦笑いをする学生もいました。そのあと全員に,なりたい職業をたずね,その職業がコンピューターにとって代わられる確率を教えてもらい,そしてなぜそういう結果になったかについての考察をしてもらいます。なにせ自分の将来にかかわることなので,参加者はみな真剣です。とくに95%というを叩き出した例の学生は,彼女は公認会計士志望なのですが,「会計士は数字を処理することが多いから,データを管理する仕事は近い将来AIにとってかわられるでしょう。だから今後は,そのデータをどうやって活用するかが大事になってくるかと思います」と鋭い指摘をしていました。それに対し,反対に,仕事を奪われる確率が(いまのところ)低いとされる看護師志望の学生からは,「看護師は人間的な交流が仕事の根幹にあるから,ロボットに取って代わられることはない」という意見も出ましたが,それに対してアリレザさんからは「AI研究において,Deep Learningと呼ばれるシステムは急速に進化を遂げている。いまのAIは,さまざまな角度から対応策を考えて,最善の判断を下すことができる。人間の脳のようにね。そのとき,私たちにできることは何だろう?」という鋭いツッコミが。これを聞くと,参加者はまたしても真剣に考え込んでいたようでした。最後にAI研究がご専門のアリレザさんがロボットの有用性と危険性についてコメントをして,今日は散会。さて,「私たちにできることは何だろう」という最後の問いに答えを出すことができる日が,いつかやってくるでしょうか? (林)

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