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2017年度2学期第5回 手書きとパソコン,あなたはどっち派 | ラーニングサポート室‐LSO|北海道大学高等教育推進機構
ラーニングサポート室‐LSO|北海道大学高等教育推進機構

活動報告詳細

Activity Report Details

2017年度2学期第5回 手書きとパソコン,あなたはどっち派

2017-11-16

英語コミュニケーション5回目は,学部生・院生を合わせた6人でスタート。まずは全員に自己紹介をしてもらって,本日のテーマ「手書きとパソコン,あなたはどっち派」を発表。レポート,講義ノート,バースデー・カード,年賀状,買い物リスト,試験の解答の各項目について,まずは2人1組で自分が「手書き派」か「パソコン(スマホ)派」か話し合い,その後みんなで意見を共有します。予想どおり,レポートは全員がパソコンで作成するとのこと。また講義ノートに関しては,理系文系を問わず,配布されるスライド資料に書き込みをする学生さんが多数派でした。「レジュメがあっても,(当然のことながら)講義のすべてが書いてあるわけではないので,メモする情報量が多くて大変だ」という理系の学生さんに対して,ゲスト講師のロシア人研究生が「ロシアの大学では,教授はレジュメを配布せず,学生が必死に手書きでノートを取る昔ながらのスタイルがいまも主流です。それに比べて,日本はまだマシですよ」とコメントしていたのが興味深かったです。バースデー・カードや年賀状に関しては,宛名などはプリンターの印刷で済ませたとしても,メッセージ自体は手書きする人が多いようです。そもそも年賀状など書かずに,ラインで新年のあいさつを済ませる学生さんも大勢いるようで,世代の差を痛感しました(笑)。参加者の意見が割れたのが,買い物リストでした。付箋や裏紙に手書きするという人がいる一方で,スマホのメモに打ち込む人もいます。おもしろかったのが「そこらへんの紙にメモをして,そのメモをスマホの写真で撮る」という意見でした。ほかの参加者から「それは二度手間だ」というツッコミが入ります。「メモは取っておくとかさばるが,やはり手で書くと整理されるから」という反論は,分かったような分からないような・・・なかには「手書きした付箋を(よく見る)スマホ・ケースに貼りつけておく」という,アナログなのかデジタルなのかよく分からない意見もあり,我々はなかなか習慣から抜け出せないのだなあと感じる一幕もありました。ちなみに北大では,情報学や英語IIなど一部の科目をのぞき,試験の解答は手書きで解答する講義がほとんどです。それに関連した「ケンブリッジ大学が手書き試験の廃止を検討中」という虫食い記事をつかって,リスニング/ディクテーションをします。ブリティッシュ・アクセントだったこともあり,自分も含めて,みんな悪戦苦闘でした。大学内には「学生の手書き文字を解読する苦行から解放されて助かる」という意見がある一方,「いまの学生は長時間ペンを動かし続ける筋肉が衰えている。このままでは,いつか文字を書くという技能そのものが失われてしまう」という反論もあるらしく,まあ,どこの国の大学でも同じような問題を抱えているんだなあと苦笑いをして,今日は散会となりました。 (林)

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