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2017年度2学期第6回 どうすれば平和裏に国家間の対立を解決できるか | ラーニングサポート室‐LSO|北海道大学高等教育推進機構
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活動報告詳細

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2017年度2学期第6回 どうすれば平和裏に国家間の対立を解決できるか

2017-11-30

英語コミュニケーション第6回目の今日は,5人でスタート。学部・学年がバラバラなこともあり,まずは簡単に自己紹介をしてもらってから,アリレザさんが本日のテーマ「どうすれば平和裏に国家間の対立を解決できるか」を発表します。Japan Timesの“Trump’s Opinion to Stop North Korea narrowing with Each Launch”に軽く目を通してもらったあと,全員に北朝鮮のミサイル問題について意見を聞いていきます。すると「(さらなる経済制裁や武力行使を示唆するなどの)強硬策をなるべく取らずに,交渉を続けていくべきだ」という意見が多いなか,「(国民の生命にかかわることだから)非難声明を出すだけではなく,国際社会が足並みをそろえて何らかの形でプレッシャーをかけるべきだ」という主張もありました。ここでイラン出身のアリレザさんが,自国の例を挙げながら,「プレッシャーをかけることで,かえって大きな反動が生まれる危険性」について話します。「イランはアメリカを中心とする国際社会からある種のプレッシャーを受けてきた。それは直接的な経済制裁だったこともあるが,圧力のほとんどは,貿易禁止命令を政府から受けたわけではない西側の企業が,いま話題の『忖度』をして,イランとは経済的な関係をもたないようつとめたことに原因がある。それでも,オバマ政権下では多少なりとも協調路線を進める機運があって,交渉は行われていた(部分的にではあるが,経済的な交易もあったという)。だがトランプ政権になってその交渉は破談になった。すると,国内の保守強硬派が支持層を拡大しはじめた。」この後,参加者たちに改めて意見を聞きます。すると「安全保障の問題は,国民の安全にかかわることだからこそ,へんに危機をあおったりするべきではない」や「まずは正確な情報を国民全体が共有すること」または「過剰反応による拙速な判断をして,国家間の紛争を泥沼化してはいけない」などの意見が挙がりました。おそらくアリレザさんの「イランの人々はとても政治に関心がある。まあ,それが仕事に影響することもあるからね」という話に感じるところがあったのでしょう,はじめは「あまり政治に興味がなくて,よくわかりません」と言っていた学生さんが真剣にみんなの話を聞いているのを見て,なんだかうれしくなりました。 (林)

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